2017年11月22日水曜日

Hasselblad V-system (Hasselnuts HN-10) を ZENZA BRONICA EC 用に改造する ピント問題の解決

ストラップ、ピント対策、4S→5Sを追記しました。

iOS 6.1.3には対応していません。

ハッセルを手軽にデジタル化出来る、ハッセルナッツ。

発売当時話題になりましたね。

それから月日が過ぎ去り、Amazonで新品が1万円!!
勿論即ゲット!

しかし、手持ちの645、6x7、C220、何れも使用不可...。
構造が違いすぎ〜

診療室の棚の上で暫しの眠りにつきます。


兄貴にこの事を話すと、やはり喰いつきます。

実現出来ないので悔しい。

彼はブロニカS2を持って居るので、試したいと懇願。

構造が違うので、キッチリ嵌まりません。


いつもの広島駅パトロール。

日新堂へ。

ジャンクのハッセルへ装着。
流石にバッチリ!!


ガラスケースにジャンクのブロニカECの一式セットを発見。

シャッターがBしか動きません。


貫壁!!

ハッセルナッツはBで動作します。


激安、1万円で即ゲット。

フィルムマガジンは不要ですがwww


持ち帰り、ハッセルナッツを分解。


鉛筆でだいたいの場所をマーキングします。


歯科用回転切削器具でカンタン穴開け。


台座のだいたいの位置合わせ終了。
固定用の穴も開けました。


再度組み立て、当たるところをガッツリと削ります。
仮組みすると、ブロニカナッツ!!


ちょっと試し撮り。
黒い点々はハッセルナッツのスクリーンにゴミ...。


固定用にはステンレス線を使います。
買っチャイナの支那。


ワイヤーを通します。
ピントスクリーンのゴミも撤去。


あとはワイヤーを結紮して固定です。


ちょっと失敗したので矯正用の結紮線に変える。


リガチャーを使って強固に。


固定穴を失敗、緩い。


取付け穴を変更。


結紮やり直し。


ブロニカナッツ完成!!


さてさて、テストです。

















iPhone 4S iOS6.1.3を使用しています。

撮影手順
>iPhone専用アプリをダウンロード
>iPhone4S専用アプリ起動
>シャッターチャージ、ミラーアップ
>フォーカスセット
>ライブビュー
>露出合わせ
>シャッターシンクロモード
>再度シャッターチャージ
>ブロニカのピントフード開ける、ピント合わせ
>シャッター押してミラーアップ状態
>iPhoneのシャッター切れる。

結構手間がかかる所がハッセルたるゆえんですね。

ライブビューで撮影も出来ますが...。

アナログで撮影している感覚にもの凄く近いような??

1枚撮影するのに結構時間が掛かります。


超大型重量級レンズ付きアイフォンケース
機動性サイアク、速写性無し


しかし、6x6フルサイズが手軽にデジタル化されるのは面白いですね!!

しかも、超低価格。

ブロニカ、ハッセルナッツ、合わせて2万円!!
(フィルムマガジンは不要だけどね...。)
加工は超カンタンだし、オススメです。


早速カスタム。

ISMステッカー


シャッターボタンをソフトレリーズ付きに。


6x7用角フードで武装


またまたテスト。

RE1/100のサイズでこれくらいの大きさ。

もっと寄りたいな。



携帯用ストラップを装着。


レンズ交換式重量級アイフォンケース。


ちゃんと携帯出来る!!


うまいことiPhoneに引っかからない。


さて、子供とポケモンでもやりますか。
自然光でテスト。


この柔らかい感じがグー。


あら?
もしかして無限遠が合わない??


何だかイヤな予感がしますが....。
ピントが解らないのがサイアク。
ですが、面白い画が撮れます。





















雰囲気はかなり良いんですが、ピントが...。

画質はトイデジっぽくて面白いけど...。

4Sでは、厳密なピント合わせが出来ません。
1,フォーカス設定でスライダー動かない。
2,ライブビューでピント倍率動作しない。

もうね、アウト。
↓↓↓↓↓
バージョン2.0.0で修正されました。

メーカーより。
「iOS 6.1.3はフォーカス拡大をサポートしません」
iOS 8.4.1なら正常動作します。
諦めましょう。


もう一つはハッセルとブロニカのフランジバックが違うので、そもそもピントが合わない。

と、言う事で5S iOS10.3.2に変更。

5Sは長いので...。


4Sとは性能が段違いなので、いきなり画質が改善します。

使用出来なかったピントのスライダー、拡大倍率ボタンも機能するように!!!


ライブビュー(5Sでピント)


ブロニカでピント


ここで、ハッセルとブロニカのフランジバック(mm)について。
ハッセル   82.1
ブロニカ  101.7

らしい...。

全然違うじゃんwww

兎に角
「カメラの後ろに装着出来ればイイだろう」
って言う頭しか無かったので...。

大誤算

対策を考える。

ナッツは専用の「フォーカシングスクリーンに結像した像」に対して、「iPhone」のピントを合わせて撮影する。

と言う造りになっています。

ナッツのフォーカシングスクリーンは1センチくらいあり、その幅でフランジバックの違いが解消??


撮影方法の変更

>ブロニカミラーアップ
>5S設定、フォーカス補正(スライダー)
>ライブビュー
>露出
>ピント合わせ(倍率ボタン)
(この時点で5Sシャッター押すのもアリ)
>シャッターシンクロモード
>ブロニカで最終ピント
>シャッターチャージ、ミラーアップ
>5Sシャッター切れる

こうやると、かなり高い確率でピントが合います。

いやはや、かなりメンドクサイ。








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