2014年3月17日月曜日

NICCA 1:2.8 50mm

Nicca(ニッカはニッポンカメラの略)というメーカーが第二次大戦前、後にあり「東洋のライカ」と言われるほど高い技術を持って居ました。

以下、Wikipedia等よりまとめ。

ニッカカメラNicca camera Co. Ltd )はかつて日本に存在したカメラメーカー。前身は「光学精機」で、後に「ヤシカ」の完全子会社「大邦光学」となり、「ヤシカ」に合併された。
主にライカコピーを製造していて、一眼レフカメラの時代が来るまでは人気カメラの1つであった。
同様にライカコピーを製造していた「レオタックスカメラ」は「東京光学」(現トプコン)のトプコールを装着していたが「ニッカカメラ」は「日本光学」(現ニコン)のニッコールを装着した。


戦前日本光学は主に日本海軍に、東京光学は主に日本陸軍に納入し「海のニッコー、陸のトーコー」と言われていたためその争いが再現していると言われた。
社屋は1980年の時点で「ヤシカ沼部分室」として使用されていた。

歴史、発売機種の概要
  • 1940年 - 「精機光学」(現キヤノン)でハンザキヤノンの製造に従事していた熊谷源二ら数人が「光学精機」を設立。
  • 1941年 - 戦争によりライカの輸入が困難になったため「パテントを無視してコピーせよ」との軍の命令により「ニッポンカメラ」を製造した。ほぼ同時期、アメリカ軍は戦中から「プレミア・インストゥルメント」にカードンを、イギリス軍は「リード&シギリスト」にリードを製造させている。
  • 1941年 - Nipponを発売。
  • 1947年 - 社名を「ニッポンカメラ」、カメラ名を「ニッカ」に変更して製造再開したが、数的に少なかった。レンズは「日本光学」(現ニコン)のニッコールを装着した。
  • 1949年 - 3型を発売。等倍ファインダー距離計連動、スローガバナーの有無あり。
  • 1950年 - 社名を「ニッカカメラ」に変更。
  • 1951年 - 3B型、3A型を発売。違いはアクセサリーシューにバネがつき、ネジが4本止めに。視度調節装置、スローシャッターにクリックが付き、スローダイヤルのビスを中に入れピント調節用の穴を廃止。ここまでの機種はライカと構造がかなり酷似していと言われる。
  • 1952年 - シンクロ接点がついた3S、ドイツ式にXとFPつけた4型を発売。
  • 1953年 - 1/1000シャッター 軍艦カバーを1mm高くし、巻き上げノブ上面にフィルムインジケーターをつけた4型を発売。
  • 1954年 - 3S型のシャッター系列を4型と同じにした。
  • 1955年 -1/10、1/15シャッターをつけ、裏蓋を外すと、底板の一部が蝶番で開くように、距離計とビューファインダーが近接、シンクロ接点がのアクセサリーシューの下になり、Xシンクロが1/25にそれ以上はFP接点となった、内部構造が全面的に改良されシャッター主軸にボールベアリングの採用と距離計視度調節レバーが巻き戻し基部に、軍艦カバーがダイキャストの一体プレスとなった、5型発売。
  • 1956年 - 3S型の後継機、3F型発売。5型の簡略機で1/1000、視度調節レバー、裏蓋開閉が省略され、軍幹部に3-Fの表記ががある。
  • 1957年 - 3F型の巻き上げをレバー式に変更。
  • 1958年4月 - 3F型を簡素化し、シャッターのTと1を廃止した33型を発売。レンズが自社ブランドとなる。
  • 1958年5月 - 「ヤシカ」の完全子会社となり、社名を「大邦光学」に変更。事実上の吸収合併であるが、当時の「ヤシカ」社長牛山善政が傾倒していた宗教家が即時合併に反対したため徐々に合併する形とした。
  • 1958年6月 - ライカM3を意識し、最終型となる3Lを発売。パララックス自動補正一眼式等倍ファインダー、採光式ブライトフレーム、フィルムカウンター自動復元底蓋を外すと裏蓋が開く等の改良が加えられ、軍艦部の一部、ファインダーと採光窓の前面が黒く塗られ、今までのデザインとは一線を画すのが特徴である。
  • 1959年 - Yashica YFを発売。3Fをベースにさらに発展させたもの。ファインダー視野全体が35mmで、50、100mmのパララックス自動補正ブライトフレームがある。3Lと同様、M3を意識して作られている。カメラ正面、スローシャッターの上に「Nicca」、軍艦部ファインダー上に「YASHICA」とある、ダブルネームの珍しい機種。
  • 1966年 - 名目上も「ヤシカ」に吸収合併された。
超レアモノのNippon、画像を拾いました。
実物を拾いたいです。










ヤシカニッカYF
ニッカ純正50ミリ付き

ヤシカニッカについて、くわしくはこちら


それぞれのボディの画像はググると出てくるので、皆様で検索をよろしくお願いいたします。

最終型の3Lは非常にスタイリッシュで、所有欲を駆り立てるデザインとなっている。

写真は検索で発見したモノです。
背面なんかはまんまM3ですね。

私のレンズと同じモノがついています。
Nikkorつき。
巻き上げレバーはぶっ壊れ。
完全に折れている様ですね。

壊れていない機体の写真を探して来ました。

う〜ん、美しい。
巻き上げレバーが無いので、デジカメに見えます。

上の機体には無かった巻き上げレバー。

M型ライカのように、底板を外してフィルムを交換します。

兄貴と一緒に広島駅前の中古カメラ店を巡る。

前夜はあんなこと


こんなこと


あった、でしょ〜


気怠い朝を迎えてしまい...。


兄貴からニッカのレンズを見掛たので、確認の後、速やかに保護するよう指令が出た。


いつもの日進堂から行ってみる。


イキナリ、トプコール 50mm f3.5を発見w
露西亜のインダスター(固定鏡胴)に似ており、恐ろしく珍品だが、15000円という、スペシャルプライス。


次の瞬間、余りの興奮に写真を撮影するのを忘れる...。


トプコールの横には...。
なんと、Niccaが!

コレですた。
ブルーのコーティングが美しい
店主も「見た事が無い」と宣う。
あららら?
まるで、そう、Fujinonなんじゃ...?

では、検証してみます。

レンズの口径が全然違いますが〜

横から見ると、ヲイヲイまんまか?!
と、ツッコミを入れたくなってしまいます。


フジノンと違うのは、絞りリングとピントが同時に回らないと言う事。

この点は非常に使い易い。
発売時期等、謎ばかり。
恐らく3L(上記写真参考)とセットで売られたものと思われます。


専用フードがサイコーにイカス!!
なんと女性的な曲線美!!

レンズをねじ込み、フィルターをねじ込むと...。
niccaのロゴが真上に!!

こういう精度なのかどうなのかは分かりませんが、非常にカッコイイ。

同じnicca用のNikkorと。

トーマス 青木さんより、著書を頂きました。
有り難う御座います。

しばらくはコイツを使います。


果たして写りは...。
ボケ方が面白い。

ピントはシャープ。
独特の空気感がありますね〜

写りは後日アップします!


こうなってくると、レンズ構成が非常に気になります。

しかし、ググっても情報がありません。
何方か教えて頂けないでしょうか?

写りについてはこちら


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